2015年4月20日月曜日

2015年フィンランドの国会選挙の結果は…今後フィンランドはより保守的/右翼的になるかも

YLEによれば議員数の多い党から順に並べると以下のとおり:

Suomen Keskusta(Kesk)フィンランド中央党 議員数49(2011年比+14人)
Perussuomalaiset(PS)真のフィンランド人* 議員数38人(-1人)
*(フィンランド語から訳すと「普通のフィンランド人」となる)
Kansallinen kokoomus(KOK)国民連合党 議員数37人(-7人)
Sosialidemokraattinen puolue(SDP)フィンランド社会民主党 議員数34人(-8人)
Vihreä liitto(VIHR)緑の同盟 議員数15人(+5人)
Vasemmistoliitto(VAS)左翼同盟 議員数12人(-2)
Ruotsalainen kansanpuolue / Svenska folkpartiet(RKP)スウェーデン党 議員数9人(0人)
Kristillisdemokraatit(KD)キリスト教民主党 議員数5人(-1人)


とのことで、総理大臣になるのはフィンランド中央党の党首Juha Sipiläとなるようです。これまでの4年間は国民連合党が最大でした(それ以前は中央党)。

これにより、より保守的/右翼的な政府となるかもしれません。

前回の大統領で惜しくも敗れたPekka Haavistoも議員となっています。

移民系の議員(生まれがフィンランドではない)はフィンランドの政治史上今回初めて選ばれており、Nasima Razmyar(SPD)とOzan Yanar(VIHR)が選出されました。共に首都ヘルシンキからの選出です。

今回の選挙では、都市部の価値観/投票先と、地方の投票先が大きく別れる結果となり、全国で一番多く票を取ったKESKはヘルシンキでは人気がなく1人のみの選出、逆にヘルシンキではKOKが人気でした。私の回りの若いヘルシンキ人たちには満足行かない結果のようです。

投票率は約70%となっています。


監修:「妙見星の下で」のペトラさん

(abcxyz)

0 件のコメント:

コメントを投稿