2016年2月2日火曜日

『ドラゴンボール』フィンランド語版は「小児性愛的」だと批判をうけた後に一度出版中止になってる

『ドラゴンボール』は2003年からAntti ValkamaさんとHeikki Valkamaさんにより日本語から直接フィンランド語へ翻訳され出版されています。フィンランド語版の『ドラゴンボール』は、フィンランドで『はだしのゲン』、『AKIRA』に次いでフィンランド語に翻訳された漫画の3番目くらい。

2003年、Ilta-Sanomatに「変態的だ、ペドファイル的なところもあるじゃないか」と書かれたり、読者投稿で「作中にある援助交際をフィンランドの女の子たちが真似したら…」と危惧する内容があったりもしたよう(Ilta-Sanomatはスポーツ新聞みたいな、女性芸能人のトップレス写真や水着ピンナップガールの写真も載っている低俗な新聞だが…)。フィンランドでは一般的に裸に対しては(日本ほど)敏感ではありませんが、ペドファイル的な部分には(それが作中の冗談であっても)敏感だったようです。

それがスキャンダルとなり、元々出版していたKolibriは出版を中止。しばらく後に、別の出版社(Sangatsu Manga)から出版されるようになりました。その際には12歳以上推薦という推奨年齢が付いての発売となったようですが、一部検閲されている部分もあったようです。

同年『らんま2/1』(こちらはドイツ語からの翻訳)もフィンランドで出版されたようですが、こちらはスキャンダルはなかったようです。


(abcxyz)

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