2017年6月14日水曜日

フィンランド政府、真のフィンランド人党分裂で、政府解散しない可能性も

Perussuomalaiset(真のフィンランド人党、以下PS)の新党首が人種差別的な発言で知られるJussi Halla-Ahoとなったことで、昨日の段階では政府解散かと思われていました

しかし今日は、元PS党首Timo Soiniを始め、合計20人のPSメンバーがPSの国会議員グループを出てUusi Vaihtoehto(新しい選択)というグループを結成しました。首相のJuha Sipiläは、明日今日、政府解散届けをするために国会解散の権限を持つNiinistö大統領に会いにゆく予定があったようですが、それもこれを受けキャンセルに。

Uusi Vaihtoehtoは、今までのPSが政府と協力していたとおりに政府の方針に従って協力するとのこと。Jussi Halla-Aho党首の下には15人の議員がまだ居残りますが、政府議席としてはまだ107あるので政府が成り立ちます(この内一人は議長なので投票時には106票分の投票権)。PS(もUusi Vaihtoehtoも)抜きでRuotsalainen kansanpuolue / Svenska folkpartiet(スウェーデン党、以下RKP)とKristillisdemokraatit(キリスト教民主党、以下KD)を政府に取り入れた場合は議席数がギリギリの101となるので、それよりは余裕を持った感じです。

結局Halla-Ahoの支持者が一部だけ政府を去る形になりましたが、まだ今のところは上記内容も確定ではありません。どうなるか気になりますねー。


[via YLE]

(abcxyz)

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